夢現




この世界はあまりにも平和すぎて、血に濡れた僕達はとても不釣合いな存在。
この世界のことを知れば知るほど、心に募る痛み。



賑わう人々
豊かな暮らし
争いのない日常



それは
僕達があの世界で欲したとても大切なモノ



それは
僕があの世界から奪い去ったとても大切なモノ



何人も犠牲にし
故郷さえも捨て
かけがえのない友さえも裏切ろうとした



罪を犯した僕が望むなんて赦されはしない



それは誰よりも自分自身がよくわかってる



でも



それでも



万に一つでもこの罪が赦される時が来るのなら





どうか、この世界で君とともに





(たとえそれが泡沫の夢であったとしても)







END