貴方は遠くへ行ってしまう
傍に居たい
隣に居たい
ずっと傍に―――――…
雪舞う季節
流したくもない涙が頬を伝う
駄目 駄目 駄目
もうすぐ彼が来てしまう
『少しだけでも話がしたい』
そう言った私の我が儘を聞いてくれた
時間の無い彼が
私に時間をくれた
それだけで 幸せなはずでしょう?
それだけで 満たされなければならないはずでしょう?
なのに―――――…
「どうしてこんなに胸が痛いのかな?」
笑わなきゃ
そう思うたびに涙が溢れてくる
胸が苦しくなる
行かないで
傍に居て
言えたならどんだけ楽だろう
「ヒバリさん…」
「何?」
パサッっという音と共に返事がきた
あまりの驚きに涙など気にせず顔を上げた
その声は ずっと想っていた人の声
肩にかけられたのは 彼のトレードマークとも言える漆黒の学ラン
左腕にはきちんと風紀の文字が記された腕章がついている
「君…もっと暖かそうな格好してきなよ。見てるこっちが寒くなる」
「はっはい…」
驚きで声が上手くでない
返事が返ってくるなんて思わなかった
「……何故泣いてたの?」
「えっ…… いや… 眼にゴミが入って……」
なんてベタな言い訳だろう
彼にそんなの通じるはずがない
「ふぅん。僕がそんな嘘に騙されるとでも思ってる?」
思 っ て ま せ ん
どうしよう
私はヒバリさんに何を伝えようとしていたの
会って話したって何も変わらないのに
何を?
「雪…」
不意にヒバリさんが話し始める
その声に耳を傾けた
「君を初めて見たのはこんな雪の日だったかな」
「!!」
覚えて―――…くれているなんて
そう沢田さん達と雪合戦をしている時に初めて会った
一目惚れ…だった
「早いものだね。小さかった君もこんなに成長した」
早く大人になりたいと願った
ヒバリさんに近づきたかった
「君達のおかげでいろいろ楽しめたからね。一応礼を言っておくよ」
お礼を言うのは私の方です
貴方の優しさが嬉しかった
幸せを くれた
「ありがとう。もう会うことは無いかもしれないけど」
そんな悲しいこと言わないで
これが最後だなんて
嫌なんです
「……時間だね」
ヒバリさんは時計を見て言った
彼は忙しい人だから予定があるのだろう
伝えなきゃ
後悔なんて―――――…したくない
「さよ…「ヒバリさん!!」
ヒバリさんの言葉を遮る
許してください
最後ですから、怒らないで聞いてください
「好きです。過去も現在も未来も、ずっとずっと大好きです。
ヒバリさん…
想う事だけは許してくれますか?」
精一杯の告白
想い続けた貴方への言葉
「……想い続けるのは自由だよ」
ポタポタと、一度止まっていた涙がまた流れ出す
伝わった
受け止めてくれた
大好きです
ヒバリさん
涙を拭う
そして、笑顔で
「さようなら、ヒバリさん。行ってらっしゃい」
私は今ちゃんと笑えているだろうか
その言葉を聞いて
ヒバリさんは微笑んでくれた
「行ってらっしゃい…ね。うん。そうだね。僕の並盛であることは変わらないし。
さよなら、イーピン。
またね」
ヒバリさんはそう言って 行ってしまった
でも 寂しくは無い 悲しくは無い
だって 彼は再会の言葉をくれたから
“またね”
空を見上げる
雪が
彼の好きな桜に見えた
END
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オフ友のRちゃんが書いてくれたヒバピンですvvv
まさか書いてもらえるとは思わなくて、読んだ瞬間から本人の前でハァハァしてました(*´д`*)
ひ、ひばりしゃんが…カッコよすぎるvvv
しかもこれとセットで可愛いピンの絵まで貰ったんだぜ☆★☆
絵は私だけの独り占め……額に入れて飾るしかない!!!
Rちゃん本当にありがとおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!
ぜひまた書いて!!!(図々しい)
一生友達でいてくれー(*>V<*)
2008.03.10