*だるまさんがころんだ(雲雀Ver)*
見回りをしているとたまに感じる視線。
上手く気配が消されていて、その気配に気付くまで少しかかった。
殺気を感じないあたり、悪意などは無いらしい。
振り返って姿を見ようとすれば、相手は素早く物陰に隠れてしまう。
一瞬見えるその姿は以前どこかで見た気がするが、どうにも思い出せない。
見回りを再開すれば、またついてくる小さな気配。
飽きもせず、ずっと繰り返す。
だけど、
ただ違うことが一つ。
少しずつ、少しずつではあるけれど
最初は20メートル
今日は10メートル
確実に縮まる二人の距離。
今はまだ咬み殺さずにいてあげるから
いつかこれが0になったら
その時は少し話をしようか。
END