いつものように巡回をサボってブラブラしていたら、いきなり襟首を引っ張られた。 誰かなんて、そんなの考えるまでもない。 無遠慮にそんなことをするのは、俺の知る限りただ一人。 視線だけを後ろにやれば、予想通りチャイナの顔が目に入って。

「いきなりなにするんでぇ」
「酢昆布奢るヨロシ」

にこにこと、見事なまでの笑顔で見上げてくる。

「なんでお前に奢ってやらなくいけないんでさァ」
「そんなの決まってるアル。私が食べたいからヨ」

偉そうに腰に手を当て、さも当然のように言い張る様子に何だその理屈と思わなくもないが、 言ったところで無駄だとわかっているからあえて口には出さない。

「俺は真面目に巡回中なんですがね」
「うそアル。さっきから見てたけど、ただブラブラしてるだけだったネ!」
「さっきからって……いったいいつから見てたんでィ?」
「ん〜、10分前くらいからヨ」

お前全然気づかなかったネ、と悪戯が成功した子供のように楽しそうに笑う。 そんなにも見られていたというのに、まったく気づけなかった。 情けないやら恥ずかしいやらで、顔に熱が集まるけどチャイナはそれに全然気づかず俺の手をぐいっと掴み走り出した。

「ほらっ、さっさと駄菓子屋に行くアル!」
「ちょっ、いきなり引っ張るんじゃないでさァ」
「男ならごちゃごちゃ言うなアル!」
「チャイナてめぇ……」
「ほら、ソーゴ!早くアル!」

ぐいぐいと引っ張られて、思わずバランスを崩しそうになるのを必死に堪えて足を動かす。 急に引っ張られたことへの文句を言おうとしたが、あまりにも嬉しそうなその顔に 言葉を飲み込み、代わりに苦笑交じりのため息を吐いて。

「しょうがねえでさァ」

そう呟いて自分を引っ張る力に身を委ねた。


やっぱり君には
敵わない




そんな顔されちゃ、嫌とは言えないでさァ。




END

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携帯サイト18181HITキリリクでブラザーより『沖神』でした!
沖神好きだけど、初書きなうえに、意味不明……。
こんなんでいいかいブラザー?

沖田は神楽に甘ければいい。
しょっちゅうくだらないことで喧嘩して、周りを呆れさせればいい^^
そう思います♪

返品・苦情はいつでも受け付けてるから!

こちらは佐保ゆき様のみお持ち帰り可です。

2009.01.14