「ちょっと、はぐれないでよ。」

人ごみにもまれてるイーピンの手を取って、鬱陶しい群れの中から引っ張り出した。
せっかくの着物も、着崩れるよ。

「うー…すいません…慣れなくて…。」
「慣れないのになんで着てきたの。」

そう言ったら、イーピンは少し頬を染めた。

「……雲雀さんに、見せたかったんです…。」

俯いて顔を赤くするイーピンにため息をついた。
それならこんなところに着て来ずに、僕だけに見せれば良いのに。
ここに来てからずっと、じろじろと彼女を見てくる視線に苛々していた。
そんなこと、彼女は気づいてないみたいだけど。

つん、と僕の裾を引くイーピンに何?と聞き返すと少しはにかんで

「こうしててもいいですか?」

なんて言い出した。
……君、咬み殺されたいの?

「駄目。」
「そ、ですよね…」

しゅんとして裾から離れたイーピンの手を取って、指を絡めた。
裾なんかより、こっちの方がいい。

「雲雀さん…!」
「離したりしたら、咬み殺すからね。」

そう囁いて、繋いだ彼女の手に軽くキスをした。



牽制




END
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先日の絵チャ中に師匠が考えてくれたヒバピン初詣話vvv
なんでこんな短時間に作れるのってくらい出来上がりが早かった(@д@)/
そしてこの素晴らしい出来上がりvvv
ヤキモチ焼きの雲雀さんが可愛い!!!
師匠、本当にありがとうございました!!!
ごろぉ様のサイトはこちらから『D3−daydawdledream−』
2008.01.07