変わらない日常



いつものような平凡な毎日




朝起きて支度をして
高校に行って
放課後には楽々軒でバイト
バイトが終わったら家に帰って家事をして
大学へ行くために勉強して
日付が変わる頃に布団に入って眠る





今日だってそんな風に一日が過ぎると思ってた




なのに、なんで・・・






「なっ、なんで雲雀さんが家の前にいるんですか!?」




いつものようにバイトを終えて借りているアパートの階段を上った先に見えたのは、そこにいるはずの無い人




ありえないわ、こんなこと


だって
雲雀さんはイタリアにいるはずだし
私の家教えた覚えもない


なのにどうして・・・





「どこにいようと僕の勝手だよ」




その言葉を聞いて、私は確信した



・・・確かに私の目の前にいるのは雲雀さんだわ



こんなマイペースな人、私は他に知らないもの





「・・ひ・・・ばりさ・・・」



疑問が確信へと変われば変わるほど
私の視界はどんどん滲んで
頬を温かな涙が伝っていく




「イーピン」




そっと抱きしめてくれるこの温もりは
けっして幻なんかじゃない





あなたは今ここにいる





「・・・おかえりなさい、雲雀さん」







変わらない日常






だけどあなたさえいれば






それだけで特別な日





END