いつからだろう、その夢を見始めたのは
縁側に座って見た、夜空に咲く色鮮やかな花火
月夜の下、響く斬撃と飛び散る鮮血
穏やかな日差しに包まれて横たわった、草花の香り
様々な光景が私の中に広がり、まるで雪のように心の奥に降り積もる。
それがただの夢ではなく、確かな現実であったことを理解するのにそう時間はかからなかった。
それはまるでパズルのピースのように、
小さな記憶の欠片たちがひとつひとつ寄り集まり
欠けているものを補うように自然と私の中に溶けてゆく。
そして
私の名を呼ぶ優しい声
(――輪廻が本当にあるのなら……)
私を見つめる穏やかな眼差し
(――僕は絶対に君を見つける)
頬に触れた手の温もり
(――だからそれまで待ってて)
無数の薄紅の花弁に包まれながら交わした大切な約束
(愛してるよ、千鶴)
『彼』を思い出した日、私は一人涙を流した
〜続〜
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一応沖千転生パロのプロローグ的なものです。
初めての続き物挑戦なので、途中で挫折しないように頑張りたいと思います!
2009.07.10