お昼寝日和
「千鶴ちゃん、千鶴ちゃん」
「沖田さん?」
隊士達の分の洗濯も終わって、少し休もうと部屋へ向かっていた千鶴の瞳に映ったのは千鶴の部屋のすぐ側にある縁側に腰掛け、空を眺めていた総司で。
すぐに千鶴の気配に気づいて、おいでおいでと手招きをしてくる。
千鶴が小さく首を傾げながらもトコトコと近づいていけば、総司はここに座りなよ、と自分のすぐ隣を軽く叩いて示した。
「えっと、じゃあ、失礼します」
「うん、どうぞ」
千鶴が特に断る理由もなくて大人しく総司の横に腰を下ろせば、総司は笑みを浮かべた。
「沖田さんは何をされてたんですか?」
「んー、ひなたぼっこ?」
「今日はいいお天気ですもんね」
千鶴が空を仰ぎ見れば、空はどこまでも青く澄み渡っていて、太陽は優しい光を放っている。
風も冷たくないし、確かに絶好のひなたぼっこ日和かもしれない。
ぽかぽかの太陽の下、他愛のない話をしていたら、不意に総司がごろんと横になってその頭を千鶴の膝に乗せた。
それはいわゆる膝枕と呼ばれる状態で。
「お、沖田さんっ」
「少し寝るから動かないでね」
土方さんには内緒だよ、と悪戯が成功した子供のように目を細めて笑って、慌てる千鶴にお構いなくさっさとその瞼を伏せてしまう。
急な展開についていけず戸惑う千鶴だったが、すぐに規則正しい寝息が響き始めてしまっては、もう諦めるしかない。
千鶴はあまりにもマイペースな総司に眉尻を下げて困ったように笑みを浮かべるが、それでも拒まないのは、時折見せる優しさを知っているから。
口ではからかっていても、護ろうとしてくれていることを知っているから。
だから、こんな些細なことしかできないけれどその気持ちを返せたら。
そう思って膝の上の重みを受け入れる。
「おやすみなさい」
頬が熱くなっているのを感じながら、膝の上で気持ちよさそうに寝ている総司の髪をさらりと撫でた。
END
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☆携帯40000HIT感謝フリリク☆
さくら様よりフリリク『沖千』でした。
ラブラブというよりほのぼのでということでしたがこんな感じでいかがでしょうか。
沖千でほのぼのというとお昼寝シーンくらいしか浮かばない単純な頭で申し訳ありません。
返品、修正は24時間受け付けておりますので
リクありがとうございました!
こちらはさくら様のみお持ち帰り可です。
2009.11.17